Lyrics ほおづえをつく女 風
Written by
伊勢正三
Composition
伊勢正三
振り向きもせずに男は去った
女は半年泣き続けた
薄暗い部屋でほおづえをついたまま
幸せな日々を思い出していた
何故すてられたのかもわからないまま
女は半年泣き続けた
新しい季節が女を変えた
出会いを求めて町に出た
髪を切り胸のボタンひとつはずして
化粧直して女は生まれ変わった
お茶を飲みながら
ほおづえをついたまま
女は男を捜しつづけた
女はそっとタバコをくわえた
男はすかさず火をつけた
かげりある女はとてもきれいに見える
思わず誰でも手をさしのべてみたくなる
灰皿の中の古い燃えさしがまた
新しい炎で燃え上った
数える間もなく時は流れた
振り向きもせずに男は去った
慣れすぎた暮らしに女は甘えすぎて
男の心にまで
ほおづえをついてしまった
夜空の星がとても美しいのは
ほんのすこし光っているから
Me singing Me playing