Lyrics いずこ ~ふたたび歌を空に翔ばそう~ 林部智史
Written by
阿久悠
Composition
都倉俊一
ふたたび歌を 空に翔ばそう
心を運んで 旅するように
小さな箱の中で 息もしない歌は
愛と夢の化石と同じ
あのころ たしかに
街には 歌が満ち
季節を彩る花のように
男と女を飾ってた
私は素直な人間なんだから
やさしくするしか
愛する術(すべ)がない
悲しい夜の歌を
まぶしい朝の窓へ
翔べ 翔べ いずこ いずこへでも
いずこへでも
この青空を 歌で満たそう
渇いた心に 降りそそぐよう
翔べない蝶のように 色が褪(あ)せた歌は
胸の中で 粉々(こなごな)になる
夜にも 朝にも
天使がノックする
時には涙を誘うように
男と女をつないでた
私は素直な人間なんだから
やさしくするしか
愛する術(すべ)がない
吐息のような歌を
季節の風の中へ
翔べ 翔べ いずこ いずこへでも
いずこへでも
いずこへでも