Lyrics 住所録 さだまさし
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
住所録を替える度 消さねばならない人がある
忘れるはずもない人を忘れるために 消してゆく
古いノォトを捨てたなら
想い出までも捨て去るようで
捨てたふりしてひきだしの
二度と開けない場所に置く
空で覚えたあの人の
住所と癖のある文字で
「元気ですか」とある日突然手紙が届く
来るはずのない人からの手紙の中身は知っている
自分で書いた戯れの 少し哀しい一人遊び
指が覚えたダイヤルを
夜中にそっと廻してる
昔の合図を忠実に守り 二度鳴らしてまたかけて
出てくれるはずもない人の部屋で私のベルが鳴る
それだけで胸が高鳴って 息を殺した一人遊び
出てくれるはずもない人が もしもふいに出た時には
間違えましたと切ればいい 間違えましたと切ればいい