Lyrics 人買 さだまさし
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
古里の野辺は早蕨の 萠え出る頃浅い春
渡りそびれた冬鳥と 霞立つ沢の糸柳
いつもと変わらぬ風景に 今年は君がなじまない
誰かと同じ目をしてる 何より笑顔が色褪せた
町で暮せば誰も彼も 哀しい顔に染まりゆく
まるで鏡の向こうから 話しかけられている様な気がする
そうか 君までがそうなのか
何故だ 一体あの町には何があるんだ
誰かに聞いた事がある 町に人買が棲むという
皆幸せに憧れて 何かを売り渡すという
そうしなければ生きられぬ それですべてがうまくゆく
そしてこころを無理矢理に 開かずの間に閉じこめると
おそらく僕と観た夢を 君は何かと取り替えた
それで大人になる気なら ついでにここで僕をすててしまえ
泣くな 泣いて逃げちゃいけない
返せ さもなくば君を返してもらえ
どうか どうか どうか
泣くな 泣いて逃げちゃいけない
返せ さもなくば君を返してもらえ
僕は 此処で 待ってる
Me singing Me playing