Lyrics 冬物語 さだまさし
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
君影草って呼び名があると
教えてくれたスズランの
ブーケを胸に嫁ぐ日を
夢見てた君を覚えてる
僕は若くて薄情で
君の愛すら質に入れ
知らん顔して酒を浴び
見知らぬ女に愛された
君を幸せに出来ないことが
解っていたから壊れてた
それでも互いの温もりだけは
信じていた冬物語
惨めな僕を嘲笑いもせずに
見下ろしていた時計台
今でも胸に痛いほど
あの鐘の音を忘れない
都会へゆくと心に決めて
吹雪の駅で別れたね
ホームで凍る君を残して
僕は心まで捨ててきた
時は遙かに過ぎ去り今は
幾星霜のライラック
青春なんて言い訳は
綺麗事だと解ってる
やがて君が嫁いだことを
誰かの手紙で知ったとき
独りっきり声をあげて泣いた
宝物だった冬物語
君影草って呼び名があると
教えてくれたスズランの
ブーケを胸に嫁ぐ日を
夢見てた君を覚えてる