Lyrics 君は穏やかに春を語れ さだまさし
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
君はうたぐることなく穏やかに
君の新しい春を語れ
僕は悲しむことなくゆるやかに
僕のなつかしい秋を歌う
ふと垣間みた 淡い恋は
君の背中越しの僕の指の隙間の
丁度なだらかな夢の斜面を
滑るように落ちて行く
いま 君は春をめぐり 僕は秋をたどる
遠く海の向こうに日が沈む音が聞こえて
少女は大人になる
君はふりむくことなくさわやかに
君の美しい春を歩め
僕は慈しみながら君の背を
僕の新しい秋に刻む
あの日 君の手のストローは
煌めきながら 日差しに透けた
丁度初めて咲く口紅の
紅い花の散るあたり
いま 君は愛を上り 僕は愛を下る
遠く空の彼方にかささぎの羽音聞こえて
少女は大人になる
君は春をめぐり 僕は秋をたどる
遠く海の向こうに日が沈む音が聞こえて
少女は大人になる