Lyrics 花街一代 松前ひろ子
Written by
池田充男
Composition
山口ひろし
器量がいゝから 芸者になれと
あけて十五の 旅だちでした
浮世いろはの 花街で
芸をみっちり しこまれて
いつかなじんだ 夜の水
あゝ神楽坂 おんなの灯(ひ)がゆれる
わたしが知ってる お方はみんな
出世しました 自慢じゃないが
あれが縁なら これも縁
義理と情けに はさまれて
いっそ死にたい 悲しさに
あゝ神楽坂 ながした恋もある
花街うけつぐ 若い妓(こ)ひとり
育つ日までは にくまれながら
きょうも切り火で 送りだす
おんな 一代 舞扇
どうぞ幸福(しあわせ)くるように
あゝ神楽坂 愛していきるのよ