Lyrics 3×3×3 ゆらゆら帝国
Written by
坂本慎太郎
Composition
ゆらゆら帝国
デーモンはたいがい犬のふりをして
近所の子供達を見張っているんだ
木や草と話しをする子は大人になる前に
どこかへつれていかれてしまう
公園を主人と散歩するでかい犬のふりをして
デーモンは子供達のこと
見張ってる 調べてる あぶない子供をさがしてる
見張ってる 調べてる あぶない子供をさがしてる
東京都国分寺市在住S本さん家の長男けずる君
5歳の誕生日を直前に控えた1972年9月2日午後
家の前でタンポポの茎を裂き 開き
乾かす途中で行方不明となる
6時間後無事保護されたものの
彼の変化に気付いた者は誰もいなかったという
そして5年 そして10年 そして15年
おでこ殴られて 目玉飛び出して
あいた二つの穴に 俺は二本のシールドぶちこんで
何をするでもないけど 目が見えないから手さぐりで
心の中にいる友達三人グループの一人に 右手まかせて
もう一人に 左手まかせて もう一人に耳かたむけて
メッセージを聞いた 歌唄った 赤いギター
弾いて このまま夜は明けるんだ
そう 夜は明けるんだ
あれをそれにして それをこれにして これのここだけかえて
それでどうなるわけでもないけれど
夢をみるならでかい夢 でも みえないなら目をとじて
心の中にある三つの扉を開くのさ
一つは 二つめに続く 二つめは 三つめに続く
三つめのは 最初のに戻る
ただそれだけだった 同じだった わらっちゃった
別にどこへも行きたくないけど
別に 行きたくないけど
おでこ殴られて 目玉飛び出して
あいた二つの穴に はやくふたしめなくちゃ
頭のなかにはいつでも いたずら小僧が三人で
手をつないで 輪をかいて
手をつないで 輪をかいて
まわってる まわってる
まわってる、、、、、、、、、、、、、