Lyrics 夕染 バルーン
Written by
バルーン
Composition
バルーン
揺れる懐中電灯と君が静かに溶けだす
気付いたら逆さになった夢の中
暮れる 今日はもう眠れないな
また夜を逃す 夕に染まる街
壊れた傘を抱いて俯いた
君によく似た後ろ姿だった
さあ
君がもし明日を汚すのなら
焼けるような日々も変わってしまう
意味も無く存在を確かめては
夕闇に声が響いた
映る景色もいつか散ってしまったら
僕の存在感なんてばらばらになってしまう
回る焦燥と夏の噂 今も忘れない
思い出してむなしくなっちゃうな
曖昧に笑って 今日を誤魔化した
なのにどうして声は小さくなっていく
僕がもし明日を望むのなら
褪せるような熱を奪ってしまう
我儘に振り回すことだけでは
困らせるだけだ
わかってる どんなに言葉をまとっても
結局薄っぺらい僕のままだ
咽るような夏が嫌いだった
早く夜になれと願っていた
味気ない程、日々は無邪気に終わる
さあ
僕等もし明日に背を向けたまま
眠れたら 幸せだったかな
夜を待つ 夕闇の底に落ちて
さよならも言えず ただ手を引いていた いじらしい日々だった