Lyrics らせん階段 甲斐バンド
Written by
甲斐よしひろ
Composition
甲斐よしひろ
この世の中を何もなく晴れた日をめざし
調子よく風に任せて渡っていく奴もいる
つまずいては起ち上がりよろめきながら生きている
そうさほとんどの奴がただ落ちていくだけ
人生なんてそんな風に悪い旅じゃないはず
めぐりめぐる人生は曲がりくねった階段のように
都会という名のガラスのようにきらめく町
狭き檻のその中でうごめく人たち
話すことなく僕はしゃべり聞くことなく耳を傾け
見えない明日を手さぐりでかけ登っていく
人生なんてそんな風に悪い旅じゃないはず
めぐりめぐる人生は曲がりくねった階段のように
暗く流れたルージュのような摩天楼の下
愛する喜びも憎しみも痛みとひきかえ
傷つけることだけをただ覚えた僕は
毎日を指おり数えどこへ行くんだろう
人生なんてそんな風に悪い旅じゃないはず
めぐりめぐる人生は曲がりくねった階段のように
あたたかい人の心も触れてはみたさ
小さな命よせた恋人もそこにはいたさ
だけども何もかも捨ててきてしまった
ただ引き金の指のように体ひきつらせている
人生なんてそんな風に悪い旅じゃないはず
めぐりめぐる人生は曲がりくねった階段のように