Lyrics 月蝕 さだまさし
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
あなたを奪い去る舟が行く
二度と帰らない舟が逝く
微かな夜風に神々の
送り囃子か速神楽
遙かな山際の雲間には
稲妻かまさか流星か
今宵群れなす人々と
あなたを送る舟を出す
出会えば別れ行く運命にしても
余りに短きはこの生命
心重ねた一瞬の時の重さを
「愛」と呼ぶのか ああ
暗闇散りばめた舟を曳く
涙隠して舟を押す
花火にまぎれて名を呼べば
思い出すのは笑顔ばかり
振り仰げば夜空には赤い月
今宵月蝕の月明かり
翳れば満ちてゆく理も
わたしの胸は ああ
出会えば別れ行く運命にしても
余りに短きはこの生命
心重ねた一瞬の時の重さを
「愛」と呼ぶのか
あなたを奪い去る舟が行く
二度と帰らない舟が逝く
微かな夜風に神々を
呼ぶ声遙か夢祭
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