Lyrics 透明飛行船 BUMP OF CHICKEN
Written by
藤原基央
Composition
藤原基央
鉄棒が得意だったけどよく慣れた技を舐めてかかり
後ろ向きに頭から落ちた飛行船が見えた昼休み
優しい保健の先生泣かなかった事褒めてくれて
仲良し度微妙な友達が歩けるのにおぶりたがっていた
掃除中教室に戻ってヒーロー扱いされた後
午後の体育で気が付いた得意が苦手になっちゃった
それからどうしたおや忘れちゃったの君は
精一杯精一杯笑ったでしょう
皆の前あの子の前取り繕って
誰も気にしない様な事
それでも自分には大ゴト
多分平気なふりは人生でわりと重要なスキルだと思う
多岐に渉り効果示すので使用頻度もそれなり
人の多くはその熟練者で大概の焦燥は隠せるが
人の多くがその熟練者だ大概はばれていたりもするが
大きく小さなプライドが眠れない夜を幾つも生み
よくある類いの苦しみに命掴まれて
大丈夫じゃなくて当然の社会
貧乏クジ引いたわけじゃないんだよ
優しさの真似事のエゴでも
出会えたら無くさないように
どうにかやってこられたけど避け様のない石に躓いて
いつもみたいに起き上がれないそんな日が遂に来た
ずっと平気なふりに頼って嘘か本音か解らなくて
もっと上手に生きていましたか飛行船が見えた頃の事
あの時どうしたほら思い出してよ君は
ひとりこっそり泣いたでしょう
帰り道夕焼け宮田公園で
なんか怖かったお社が
その日は心強かった
もう精一杯精一杯笑ったでしょう
皆もあの子も笑っているでしょう
たまに本気で泣いているでしょう
大丈夫もう一回笑えるでしょう
誰も気にしない様な事
分かち合えやしない他人事
優しさの真似事は優しさ
出会えたら迷わないように
出会っている無くさないように