Lyrics 朝刊 グレープ
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
きみは早起きしたのが
さも得意そうに
ねぼけまなこの僕を
朝食に追いたて
ねエ また巨人が負けたってさって
高田の背番号も知らないくせに
どうでも良いけど
トーストが焦げてるからね
僕は君に新聞通に
なって欲しくない
新しいエプロンも可愛いけどね
またあわてて焦げを作るんだろ
前に親父が来たときも
僕の好物のカラスミを
手土産にとくれたのに
わざわざまた煮て駄目にして
ごめんなさいっていい乍ら
一番笑いこけたのは君
まったくきみのどじだけは 日本一
おいこりゃ お前の母親以上だぞって
親父が 目を細め
ささやいた
だからさ
怪我だけは 気をつけとくれ
前にお袋に電話して
僕が死んじゃうと泣き出して
ただの食べ過ぎとわかったら
安心してきみが寝こんじまった
ごめんなさいっていい乍ら
一番蒼い顔してた
まったくきみのどじだけは 日本一
ねエこりゃあたしの若い時以上だよって
お袋が嬉しそうに
ささやいた
だからさ
怪我だけは 気をつけとくれ
だからさ だからさ