Community icon

月と彼岸花

Category Others
Member2
Comment164
神社を舞台にした物語を創りたいだけ。時代を越えたり、神隠しに遇ったり、恋をしたり。 思いついたら、ひたすら紡ぐ 参加したかったら挨拶をしてもらえばOK。 ネタ提供大歓迎。 欲を言えば、声劇にできたら嬉しい。 設定的なもの ・神域から出たら、全てのことを忘れてしまう ・水や鏡を通せば過去と現代が繋がる ・過去に残るか現代に戻るか ・彼岸花を持つことで神の御加護を授かることができる(お守り) ・過去の神社で見つけた食べ物は食べてはいけない。 ・神は仕える者にしか見えない ・神社名「月夜見神社」→「雨月神社」 ・月を司る神が奉られている。 ------------------------------------------------------ キャラクター 妹 名前:西園寺 天音 (さいおんじ あまね) cv: 容姿 https://picrew.me/share?cd=7ZwSPOR5Zl 性別:女(高校1年生) 年齢:16 血液型:O型 誕生日:4月12日 星座:牡羊座 身長:156 趣味:絵を描くこと 特技:推理 好きなもの、こと →兄、散歩、昼寝、自然、祖父母 嫌いなもの、こと →嘘、怖いもの、両親 性格 →泰然自若。一見、控えめで、人の意見に流されそうに見えるが、思慮深く、自分の考えをしっかり持っている。人の心に機敏に反応するが、己に対することは鈍い。頭の中では常に最善を選ぶ、強かな一面を持つ世渡り上手でもある。 その他 →産まれて間もない頃に父が蒸発し、母は酒に溺れ、見かねた母方の祖父母が兄妹を引き取った、と聞かされる。そのため両親との縁が希薄。物心がつくころには、捨てられたのだと、実の両親のことを嫌うようになる。優しい祖父母と、大好きな兄に囲まれて穏やかに暮らしている。 交友関係は狭く深く。年頃のわりには落ち着いた雰囲気を持つ彼女は、周りよりも大人びていて、兄と居るときには年相応の幼さを見せる。数少ない友人曰く、兄と居るときは、近寄りがたい雰囲気があるらしく、お互いに欠けたところを補い合っているように見えるそうだ。 祖父母の家の近くには、大きな神社があり、幼い頃から兄と一緒に神社にお参りしたり、掃除をしたりして、宮司や巫女等の神職の手伝いをしている。 神社の近くに居たからか、目には見えないものの類いの気配を感じることができ、目に見えることはないが、よく"聴こえる"らしい。祖父曰く、"好かれやすい体質"だそうだ。その影響か、小学校に上がる前までは、少し目を離した隙に連れ去られそうになっていた。見かねた祖母がお守りを作って持たせると、自然と連れ去られることは減った。 ───────────────────────── 兄 名前:西園寺 時雨 (さいおんじ しぐれ) cv: 容姿 https://picrew.me/share?cd=nP4EYF39RI 性別:男 年齢:18(高校3年生) 血液型:B型 誕生日:9月27日 星座:天秤座 身長:174 趣味:料理、読書、音楽鑑賞 特技:手品 好きなもの、こと →妹、祖父母、怪談、和菓子 嫌いなもの、こと →妹を脅かすもの、両親、異形 性格 →余裕綽綽。一見、冷たく、厳格な人物だと思われがちだが、気さくで面倒見が良い。しかし、やはり同年代と比べてどこか達観している。また、計算高く、策士な一面を持っている。正義感が強い。妹が関わることなら、無謀に見える状況でも突っ走ってしまう。 その他 →妹に対する独占欲が強く、過保護。(妹は甘んじて受け入れている)直感力に優れ、妹に危機が迫るとすぐに駆けつける。妹のためなら何だってする。それは兄を越えた感情なのか、彼も薄々と気づいているが、見ないふりをしている。低血圧で寝起きに時間がかかる。学校では、妹に近づく輩を密かに追い払っている。登下校はいつも一緒。弓道部に所属しており、部活の間は図書室で時間を潰してもらっている。部活が終わると、どちらからともなく合流し、帰宅する。 妹を溺愛するあまり、友人からセ○ム呼ばわりされているが、本人的には満更でもないらしい。妹の前では格好いいお兄ちゃんだが、友人の前では惚気ている。 交友関係は広く浅く。誰とも打ち解けるが、わからない程度で巧みに壁をつくり、深く踏み込ませない。 神社の近くに居たからか、目には見えないものの類いが"視える"ようになった。また、それらに干渉することも可能。妹は"聴こえる"が、その影響で連れ去られそうになる妹を引き留めることに何度も成功している。それぞれ、そういう体質になったきっかけは未だ不明。単純に神社の影響だ、とは言い切れない。だが祖父曰く、ご先祖がそのような体質だったらしく、兄妹はそれを受け継いだ、所謂、"先祖帰り"なのではないか、という話を、彼が物心つくころに聞いたことがあるらしい。また、同時に村の風習で両親を殺されたと知る。 ───────────────────────── 巫女 名前:西園寺 紫園 (さいおんじ しおん) cv: 容姿 https://picrew.me/share?cd=wUZWqejnse 性別:女 享年:20 通称:シオン 【兄妹とのつながり】 →初代西園寺家の先祖 【生い立ち、起源、時代背景】 →ある村の名家に生まれるが、生まれつき身体が弱かったため、学校に通うこともできず屋敷で過ごしていた。そんな彼女のために、両親は近くの小さな月夜見神社(つくよみじんじゃ)へ藁にすがる思いで参拝し続けた。その願いが叶ったのか、彼女はみるみるうちに健康になり、病気とは無縁の身体になった。正に奇跡!神様に愛された子だと人々に担ぎ上げられ、彼女は神社に奉仕することとなった。それが、西園寺家の始まり。 もともと小さかった神社は、彼女が巫女として奉仕したことにより、力をつけ始めた。当時は不作だったが、力をつけ始めた神が、恵みの雨を降らせ、作物に潤いを与えた。それにより村は豊作になり、感謝と、今後の恩恵を授かるため、人々は供物をささげる。小さな神社があったそこにはこれまでとは比べ物にならないほど大きく、立派な社を建てられた。後に雨を降らせた月の神ということから、名を雨月神社(うづきじんじゃ)と改め、村に恵みを与え続けた。 やがて人々は神からの恩恵を当 たり前と認知する。それにより供物は段々減っていき、それに伴い神の力も衰えていく。 不作の再来を危惧した愚かな人々は、今度は西園寺家に押し掛け頭を下げる。"神様の力を永遠にするために、神に愛された巫女様を生け贄として彼女を捧げてくれないか"両親は首を横に振り続けた。しかし、明くる日もその明くる日も人々は代わる代わる訪ねては頭を下げ続けた。もはや、それは呪いだった。両親は疲弊していた。そんなある日、遂に限界が来たのか両親は首を縦に振ってしまう。愚かな人々はあっという間に団結し、巫女を生け贄として捧げる儀式の準備を始めた。 両親は絶望した。そして涙ながらに儀式を取り止めるように訴えるが、人々は村のためだと聞く耳も持たない。やがて、準備が整い、何も知らない彼女は祭りをするから神様のために舞を踊るように願い出た。何も知らない巫女は二つ返事で承諾した。怪しまれないように舞を踊らせたあと、お神酒と偽り、彼岸花の毒が入った酒を飲ませ、気を失った彼女を本殿に一晩閉じ込めるのだ。 翌朝本殿を覗き込むと、巫女は息絶えていた。人々は狂っていた。"巫女様は我々のために、神様にその身を捧げてくださったのだ!これで村は安泰だ!" 悲しみに暮れた両親は、彼女を人々の手の届かない場所に眠らせた。後のその地には、真っ赤な彼岸花が咲き誇っている。まるで、彼女を弔うかのように。その姿は、風に揺れながら、彼女の犠牲を憂えているようだ。 西園寺 紫園享年20歳。うら若き乙女は、人々の歪んだ企みにより、生涯の幕を閉じる。 【人柄】 →冷静沈着だが、涙もろく、繊細な一面を持っている。また身体が弱かったこともあり、諦めが早く潔い。 【その他】 →名家に生まれたシオンには幼馴染が居た。後に許嫁となる。 幼馴染を愛していた。 シオンが眠る地にはたくさんの彼岸花が咲いている。奉られている神はシオンにしか視えない。声を聴き、会話をすることもできる。実は生け贄として捧げられることを薄々感づいていた。 ───────────────────────── 幼馴染 名前:雨月 悠 (うづき はるか) cv: 容姿 https://picrew.me/share?cd=QfluOAU8jd 性別:男 享年:21 通称:ハル、ハルカ 【兄妹/巫女とのつながり】 →西園寺家と旧知の間柄。(現代では廃れた名家として名を残している)幼馴染で許嫁。 【生い立ち】 →西園寺家と並ぶ名家に生まれる。紫園とは違い、健康体で頭脳明晰で才があることから神童と持て囃された。当人からすれば、それは耳障りで不快だった。彼にとって努力をすることは当たり前で、"才能"というひとことで片付けられるのは実に不愉快だったのだ。 そんなとき、家柄の付き合いで西園寺家に挨拶に出向くことになった。もともと乗り気ではなかったが、同じ年頃の娘が居ると聞いて、興味本位で西園寺家に行ってみることにした。 そして、彼は運命の出会いを果たす。西園寺 紫園という名の少女は雪のように白い肌をしていて、銀色に輝く髪を腰まで伸ばしており、長いまつげに縁取られた目は鮮やかな蒼。─この世の者とは思えないほどの美しさは彼女の儚さを際立たせていた。それが所謂一目惚れだったとは、当時の彼には知る由がない。紫園は聡明だった。生まれつき身体が弱いらしく、ほとんど外に出たことはないという。外の世界を知らない彼女に、彼はたくさんの話を聞かせた。時折、話を誇張して、冗談みたく話すと、鈴のような声で楽しそうに笑う彼女に目を奪われながら、彼は紫園のもとに足しげく通い続けた。年を重ねるにつれ、日に日に美しく成長する彼女を見て、想いを募らせていく。 そして、彼女の両親の願いが叶い、彼女は遂に健康な身体を手に入れた。彼は元気になった彼女をいろんな所に連れて行った。初めて見る景色に目を輝かせる彼女に、年相応の幼さを感じ、どこかほっとする自分が居た。こうして外を出歩けるようになるまで、彼女はいつも悲しげな目をしていて、寂しさと諦めに似た、途方もないほど大きなやるせなさを、笑顔に閉じ込めていた。二人は日が暮れるまで一緒に居た。片時も離れたくないと、どちらからともなく手を握り、帰路をゆっくりと歩く。二人が想いを通わせるのは必然だった。そしてずっと一緒に居ようと約束をした。瞳を潤ませながらも必死に頷く彼女に愛しさが増していく。二人はそれぞれ両親に決意を告げ、みごとに許嫁として結婚を許された。 しかし、幸せな日々は束の間だったのだ。彼らの知らぬところで、村人たちは紫園を巫女として担ぎ上げ始めたのだ。「私は神様のおかげで健康になれた。だから今度は私が恩返しをするの」と、彼女は神社に奉仕すると誓う。彼は胸騒ぎを覚えた。だが、紫園が決めたことなら、と紫園の手伝いをするようになった。 力をつけ始めた神、大きく、立派な社。胸騒ぎは増していくばかり。でも、現に彼女は此処にいる。自分の隣で笑っている!きっと、気のせいだと見ないふりをして、日々を過ごす。 しかし、そんな彼の予感を実現するかのように、神の力は段々衰え始めていく。彼は直感した。これはまずい。彼女を連れて逃げようと決意する。その直後だった。生贄の儀式の実行が決まったのは。不穏な空気。愚かな村人たち。彼は怒りに任せ拳を握り込む。そして、何も知らない紫園を村から連れ出すため、彼女のもとへ向かう。その時だった。走り出そうとした彼に違和感が、次いで猛烈な痛みが背中を襲う。恐る恐る背中に手を伸ばすと、手に触れたのが己の血だと認識する頃には地面に倒れていた。必死に首を動かし己を刺したであろう者を睨む。そして、目を見開く。眩む視界。そして、暗闇が彼を襲い、彼は這いつくばってでも、彼女のものへ向かおうと必死に身体を動かすが、その思いも虚しく、彼は真っ赤な血の海の上で息をひきとった。彼の奮闘を露知らず、何も知らない彼女に毒牙が迫る。抵抗する間を与えず、静かに儀式は終わり、村には再び平穏が訪れる。二人の未来ある若者の死を犠牲にして。 彼の遺体が見つかったのは、紫園を眠らせたその帰り道だった。大量の血の海に横たわった彼は、涙を流しながら、必死に立ち上がろうした形跡と、痛いくらいに握りしめられた拳、そして、その手には紫園を送ろうとしていたであろう簪が大事に大事に握られていた。彼の死闘と、娘への愛を目の当たりにした両親は、彼女が眠る地に彼を眠らせた。後に、その地には彼らを弔うかのように、大量の彼岸花が咲き誇っている。 雨月 悠、享年21歳。彼の決死の思いは何処へ。 【人柄】 →明鏡止水。己の目で見たことしか信用しない。柔軟な考え方で物事の良し悪しをいろんな角度から俯瞰して見ることができる。また一途で行動で愛を示す。 【その他】 →無宗教、無神論者。努力家で才能等は一切信じない。 紫園の幼馴染で許嫁。紫園を心から愛している。紫園のためなら自己犠牲を厭わない。論理的思考の持ち主で頭の回転が早い。無駄を嫌うからか、言葉が足りないことが多い。紫園には激甘。 ───────────────────────── 神 名前:璃翁(りおう)cv: 年齢:不明 性別:不明 容姿 https://picrew.me/share?cd=eYElUquJdI 【祀られた経緯】 西園寺家、雨月家が生まれるずっと前のこと。 その村には力を失くした神が祀られていた小さな小さな神社があった。 璃翁は裕福な家庭に双子の兄として生まれる。しかし、村にはある風習があった。当時、双子が生まれることは、村の災厄を引き寄せる前兆とされていた。どちらかを生贄として捧げなければ、村は終焉を迎えるのだと。 璃翁は生まれた頃から身体が弱かった。対して、弟は健康体で生まれた。弟は璃翁を慕っていた。璃翁も弟を大切に思っていた。とても仲の良い双子で、穏やかに暮らしていた。ところが、双子が寝静まった頃、村人たちが双子が生まれたことを嗅ぎ付けて、両親に言い放った。「子供を神様にお返しするのだ」と。 村人たちが帰ったあと、妙に目が冴えた璃翁は、両親が生贄を捧げなければいけないと深刻に話しているのを聞いてしまう。 璃翁は、身体が弱いことから、自分が生贄に選ばれるだろうと諦めていたが、現実は違っていた。捧げる双子にはある条件があったのだ。それは、先に生まれた子を残し、後から生まれた子を神にお返しすべし。という内容だったのだ。璃翁は絶望した。己と違って健康体で生まれたにも関わらず、村人たちの都合でその人生を無理やり閉ざされるのだ。璃翁は村人たちに願った。「弟には未来がある。・・・捧げるのなら先の短い私を。」弟のためなら、何だってできる気がした。何も知らない弟を守るために、その身を犠牲にしようとしたのだ。 村人たちは弟を守らんとするその意志に感動し、璃翁を生贄として捧げることにした。力を失った神が奉られていた名もなき、小さな小さな神社に、璃翁は生贄として捧げられた。(当時18歳) しかし、小さな神社に祀られていたはずの神は既に力を失い、消えていた。村人たちは代わりに璃翁を神として奉ることにしたのだ。 その数年後、真実を知った弟は月を見ることが好きだった兄を悼んで、名もなき小さな神社に「月夜見神社」と名付けた。それが月夜見神社の始まり。 【生前の人柄】 →天衣無縫。穏やかで物腰がやわらかい。めったに怒ることはなく、争い事が嫌い。 【現在】(←性格) →虚堂懸鏡。生前の記憶を持っており、心をからっぽにしている。何事にも無関心で、冷たく、無慈悲。しかし、紫園や天音には激甘。通ずる何かを感じるらしく、二人と話すときは、生前のように接する。 【その他】 →月を司る神。 西園寺紫園にしか視ることはできない。勘の良い者には自らの意志で視せることができる。曲がりなりにも神のため、願いを叶えることはできる。しかし、それには対価が必要。 天音を自分の元へ何度も連れていこうとする張本人(神) 紫園と天音を手元に置きたくて仕方がない。 ──────────────────────── 神使 名前:翡翠(ひすい)cv: 年齢:不明 性別:不明 容姿 https://picrew.me/share?cd=DrRpIJUmmW 【人柄】 →温厚篤実。争いを嫌う。平和主義で、ほんわかした雰囲気を纏っている。 【その他】 →月夜見神社に仕える。表向きの守り神として、狛犬のような役割を担っている。月夜見神社では、卯の形をしている。 実体化して話すこともできる。仮の姿として人間に化けることもでき、よく神社回りの掃き掃除をしている。熱狂的な璃翁信者の1人で、傾倒している。 ───────────────────────── 神使 名前:琥珀(こはく)cv: 年齢:不明 性別:不明 容姿 https://picrew.me/share?cd=VlTUxMMcLo 【人柄】 →天真爛漫。好奇心旺盛で、知らないことはとことん知りたがる。翡翠とは違い、アクティブで、悪戯をすることがある。 【その他】 →月夜見神社に仕える表向きの守り神として、翡翠と同様に狛犬のような役割を担っている。月夜見神社では、卯の形をしている。実体化したり、人間に化けたりすることもできる。独占欲が強い。熱狂的な璃翁信者の1人で、傾倒している。もはや、敬愛の域を越えた深い感情を抱いている。 ───────────────────────── 神使 名前:浅葱(あさぎ)cv: 年齢:不明 性別:不明 容姿 https://picrew.me/share?cd=Xlrisjs0F7 【人柄】 →行雲流水。物事にとらわれない。流れ行くままに。自然を大事にしている。 【その他】 →月夜見神社に仕え、本殿を守っている。基本的には人の姿で境内を歩き回っている。本来は青い龍の姿をしており、勘が強い者にしか見えない。自分の意思で姿を見せることもできる。干渉はしない。去るもの追わず、来るもの拒まず。 いつも笑っているが、からっぽ。璃翁に1番近い存在で、璃翁を崇敬している。璃翁を深く愛しているが、畏れている。 ───────────────────────── 神使 名前:御影(みかげ)cv:冬華 年齢:不明 性別:不明 容姿 https://picrew.me/share?cd=TItzkptwRZ 【人柄】 →神色自若。どんなことがあっても、落ち着いている。 【その他】 →月夜見神社に仕え、浅葱と共に本殿を守っている。基本的には人の姿で、境内を歩き回っている。本来は赤い龍の姿をしている。勘が強い者にしか見えない。自分の意思で姿を見せることもできるが、それでは面白くないからと、いつの間にか隣に居たり、目の前や背後に立っていることがある。見える者の実力を試すのに多用している。本人は暇潰しのつもり。つまり、神出鬼没。オッドアイが特徴的。感情の起伏がないため、冷徹に思われやすい。そのため、笑顔でいることが多い。 浅葱と同じく、璃翁に最も近い存在で、璃翁を崇敬している。浅葱に対しての独占欲が強く、会話を邪魔しようものなら、容赦ない。璃翁と浅葱のためなら自らを犠牲にしてでも守り抜く。兎の翡翠と琥珀のお姉さん的な存在で3人で行動することもある。
created by 由季's user icon
  • 由季's user icon
    由季
    はーい
  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    そうするわ(笑)

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    まぁそこは任せる 笑

  • 冬華's user icon
    冬華
    ログ見えなくなっちゃうし(笑)
  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    撮る時にわからんやついうみたいな方が(笑)

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    読めない漢字?

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    撮る時にまとめた方が良さそう(笑)

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    名前は一応書いといただけ 笑 他にわからん!ってやつあった? 古風キャラにしてしまったばっかりに・・・すまん。言い回しも難しくしないと!って気合いを入れた結果でした 笑

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    送ってくれてるやつ ほとんどなにこれ!ってなってやつ! 名前以外は!

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    まじか 其方→そなた 俄然無敵→がぜんむてき 浅葱→あさぎ 啜り泣く→すすりなく 囁く→ささやく 嗤ってる→わらってる 塞ぐ→ふさぐ 脳裏→のうり 貴殿→きでん 璃翁→りおう 佐用→さよう 歪み→ゆがみ 厄介→やっかい 直に→じきに 玩具→がんぐ 中枢→ちゅうすう 唆して→そそのかして 目眩→めまい 探し人→さがしびと 妖艶→ようえん 漠然→ばくぜん 拝殿→はいでん 御神酒→おみき ↑とりあえず、適当に見繕ったやつ。わかるやつもあるかもだけど、参考に・・・

  • 冬華's user icon
    冬華
    ありすぎて(おい)
  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    それ教えて 笑

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    読み方が分からないところは多々ある (๑>؂•̀๑)テヘペロ

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    よかった 笑 話し方古風にしてしまったけど大丈夫そう?

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    えんじるのたのしそう!っておもったよん!

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    よかった!御影ちゃんちょっと性格悪くなったから、どうしようかな、とは思いつつ・・・きっと楽しいかなって思って書いた 笑

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    大丈夫!

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    他は何か気になったことある?

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    おけ!!!了解!ありがと!

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    すまん、誤字だ 台本→大丈夫 予測変換でしくじってた

  • 冬華's user icon
    冬華
    「翡翠、何か心当たりはあるかい?」 "・・・申し訳ありません" 「翡翠。私は台本だよ。探してみよう?」 台本だよっていうのはどうゆう感じの意味かな?
  • 由季's user icon
    由季
    連投申し訳ない・・・ 第3章「再会」はこれで終了! 次は、いよいよ璃翁を出す予定。 時間あるときに確認してくれると嬉しい🙏
  • 由季's user icon
    由季
    『それならば、璃翁様に直接お訊きしましょう。』 《・・・浅葱、戻ったのか》 浅葱が立っていた。そしてその後ろには、ずっと探していた紫園と 「天音!!!」 「お、お兄ちゃん?」 天音さんの兄だった。二人は存在を確かめるように抱き合った。 「・・・天音。無事でよかった」 「お兄ちゃんっ、」 やがて、彼女の啜り泣く声が聞こえる。 『御影、また苛めたのか』 《からかっただけじゃ》 「悪趣味すぎだろ・・・」 《雨月悠は我の名演技に騙されておったな。愉快愉快》 『度が過ぎるとまた怒られるぞ。』 《・・・浅葱》 『そんなに淋しかったのか?』 《・・・うるさい》 御影は人が変わったようにおとなしくなった。 そんな御影を余所に、浅葱が天音さんの元へ向かう。 『西園寺天音様、この度は私の愚かな片割れがとんだ失礼を・・・申し訳ありません』 お兄さんは、妹である彼女が傷つけられたと知り、怒りを露にする。 「は?・・・妹に何をした、あんたの愚かな、くそ片割れはどいつだ?」 「お兄ちゃん!大丈夫だから!不安になっただけなの。」 「・・・天音」 「・・・いいの、お兄ちゃんに逢えた。それだけで十分だから。」 《天音殿・・・・・・すまなかった》 御影が罰が悪そうに謝罪する。 『御影には後できつくお仕置きしておきますので、どうか私に免じて御許しください。』 そんな御影の頭を鷲掴み、浅葱が頭を下げる。 「そんな、頭を上げてください!私は平気でふから!」 「1発殴らせろ」 「お兄ちゃん!」 『どうぞ、こいつです。』 浅葱は、無慈悲にも片割れを差し出した。 《・・・浅葱!?》 『報いを受けるのは当然だろう。』 正直、良い気味だ。 「・・・悠。」 御影の痛みを耐える声を余所に、紫園の元へ歩く。 「・・・紫園、無事で良かった。」 「・・・えぇ。時雨たちも無事に合流できて良かった・・・」 「時雨?・・・あぁ、彼か。」 「彼、貴方にそっくりだった。」 「え?」 「・・・だから、不思議と安心できた。・・・でも、やっぱり悠じゃないと駄目みたい。」 そう言って笑う紫園の頬に手を伸ばす 「・・・目が赤い。泣いたのか?」 「現代の貴方に逢ってきたの」 「・・・現代の俺に?」 「彼岸の庭で一緒に眠っていたわ。」 「・・・俺も同じ所に居たのか」 何となく想像はできる。計画を崩そうとする俺は、恐らく村人たちの手によって殺されるのだろう。 「生きたい・・・これからもずっと悠と一緒に居たい・・・」 今までこんな弱音を吐かなかった紫園が、俺の前でその願いを口にする。 「・・・風習を壊そう。」 覚悟は決まった。 「・・・え?」 「紫園、過去は変えられない。でも未来は」 「・・・変えられる。」 「天音さんが、君を救いたいと言っていた。そのために、力を貸してくれると。」 「・・・時雨も、そう言ってたわ。」 流石は兄妹。 「・・・俄然無敵だな。」 負けられない。 「・・・そうね。」 必ず、紫園を救う。手段は選ばない。例え、身を滅ぼしてでも。
  • 由季's user icon
    由季
    「御影」 《・・・》 「彼女は西園寺天音さん。時空の歪みで紫園と入れ替わってしまったんだ。この子を現代に帰したい。何か方法を知らないか」 《・・・知っているが、それを教えて我に何の利益がある?》 "お姉ちゃん?" 《行きはよいよい帰りは怖い》 "御影様!" 《それを知っておいて連れて来たのは其方らだろう。無責任なことはするなと申したはずじゃが。翡翠?》 "・・・申し訳、ありません" 《教えたところで、我に利益はあるのか?》 冷たい言葉に彼女は堅く拳を握る。 「利益は・・・ありません。」 《佐用。勘違いしないでおくれ。我等は璃翁様のために、生き、璃翁様のために死ぬ運命(サダメ)。決して其方らのために存在するのではないのだよ。》 それは・・・ 《そうじゃ、璃対価を捧げるというのはどうかな?》 まるで─ 「・・・対価ですか?」 《璃翁様に御願いすれば良い。願いを叶えて戴く代わりに、何かを捧げるというのは至極当然なことじゃ。其方は何を捧げる?》 幼子に話しかけるように。 「・・・」 《かといって、何でも良い訳ではない。願いに見合った対価でなければならぬ。そう、例えば・・・其方が大事に持っている御守り、それを捧げるなら帰れるやもしれん。》 甘く。 「・・・これは」 《帰りたいのだろう?》 優しく。 「・・・できません」 《ならば、諦めよ。》 地に落とす。 「・・・おい」 《雨月悠、貴殿なら、彼女を帰すために何を捧げる?・・・あぁ、貴殿には丁度良いものがあるではないか!あぁ、今此処には、居ないのか、残念じゃ・・・》 「・・・紫園を捧げろとでも言うのか」 《そう聴こえなかったか?》 「紫園を捧げられる訳ないだろう!」 《そうだろうな》 「・・・いい加減に」 どこまでも人を馬鹿にした態度に俺は耐えきれず拳を振り上げようとした。だが・・・ 「悠さん」 拳を振り上げる前に、彼女の手に包まれる。 「・・・・・・」 彼女は笑っていた。 「いいんです。」 既視感。 「だが、」 「大丈夫ですから。もう分かってますから。」 あぁ、知っている、この感覚を。 紫園の言葉が脳裏に浮かぶ。 【大丈夫だから。】 彼女は、諦めようとしている。 「・・・私は帰れないんですね」 《これは・・・愛らしい・・・物分かりの良い子は好きじゃ。天音殿、このまま此処で我等と暮らせばいいではないか!これは名案じゃ!》 逃げ道を塞ぐかのように、御影は彼女を追い詰める。 《大丈夫。其方は我等が護ってやろう。》 だから、嫌いなんだ。笑ってないのに嗤ってる。本当はそんなつもりない癖に。 優しい顔をして悪魔のようなことを囁く御影のことを、俺はどうにも好きになれない。 「・・・お兄ちゃん、ごめんね。私、帰れないかもしれない」 無理に笑う彼女に、紫園の姿が重なった。 「・・・天音さん、諦めちゃ駄目だ。」 「・・・え?」 「帰るって約束したんだろう?大丈夫、俺に任せて。」 これ以上、彼女を傷つけるのは許さない。 「御影、天音さんを閉じ込めたのが、お前の大好きな璃翁だったらどうする?」 《・・・笑止。璃翁様がそんな非道なことするはずがないであろう。》 「・・・信じてるんだな」 《当然じゃ。》 「その割りに動揺しているようだが?心当たりがあるんじゃないのか?紫園と天音さんが先祖と子孫で、似ているのが何よりの証拠。璃翁は紫園を気に入っていた。だから、子孫の天音さんを連れてきて、この村の風習を破壊させたかった。それなら、紫園が生き残ることができる、そう考えたんじゃないのか。」 《・・・》 「確信はない。だが、璃翁が天音さんを帰れなくした張本人だ。連れて来たのは翡翠たちだが、それすら璃翁の差し金だとしたら?」 "操られていたの?私たち" "それは有り得ません。私たちは自らの意思で天音様に助けを求めました。" 「神ならそう仕向けることもできるんじゃないのか?」 広がる沈黙。それを破るように、その声が聞こえたのは突然だった。
  • 由季's user icon
    由季
    「とにかく、今は天音さんが帰る手がかりを探そう」 "そうですね。時空の歪んでいる原因と場所を探りましょう" 「翡翠、何か心当たりはあるかい?」 "・・・申し訳ありません" 「翡翠。私は台本だよ。探してみよう?」 首を横に振る翡翠に気にするなと彼女が微笑む。 "あ!お兄ちゃんとお姉ちゃんなら知ってるかも!" 琥珀の言う"お兄ちゃん"、"お姉ちゃん"は、正直、苦手だ。 「・・・あいつらか」 「え?・・・あの・・・」 話についていけない彼女は戸惑っている。そんな姿を横目に何故か会わせたくないなと漠然と思った。 「・・・おい、待てっ」 止めようとする俺に気づかずに、話を進める翡翠と琥珀の姿にため息をついてしまう。 「ごめんね、天音さん」 「い、いえ!」 "今日はまだ見かけてないから、歩き回れば見つかるはずです。" "行こう!天音様!" 琥珀が彼女の手を握ろうとした瞬間、俺の横を金木犀の香りが横切る。翡翠と琥珀の頭を撫で、俺の方を向き、立てた人差し指を口元に持っていき、妖艶に笑う。 御影が彼女の右側に立つ。耳元に顔を近づけるが、彼女は気づかない。どうやら、俺たちにしか視えないようにしているようだ。相変わらず、意地が悪い。 「行くってどこに?」 彼女の問いに答えるように、御影が耳元で囁く。 《探し人は此処に居る》 あまりの近さに目眩がしそうだ。対する彼女は肩を強張らせながらも、冷静に周りを見回す。 「え?・・・誰?」 すると今度は、彼女の左側に立ち、左の耳元で囁く。 《其方は耳が良いのだな》 「え!?いつの間に・・・誰ですか?」 今度は彼女にも視えるように調整したようだ。 《我の名は・・・何だと思う?》 知るはずがないだろう! 「・・・知りません」 《そう言うでない。戯れじゃ。当ててみよ》 無茶言うな!困ってるだろう!? 「・・・・・・えっと」 御影は口ごもる彼女を意地悪く見つめている。そして、今度は声を上げて笑い出した。相変わらず、よく分からない。 《よいよい!唆して申し訳ない。・・・其方は素直なのだな。》 「・・・で、貴女はどちら様ですか」 流石の彼女もいろんな感情を抑え込んで改めて問いかけた。 《我が名は、御影という者。この月夜見神社、基、璃翁様をお護りしておる。》 「翡翠や琥珀とは違うんですか?」 《我は璃翁様の僕。中枢、要(かなめ)を護っているのじゃ。》 「・・・・・・?」 回りくどい言い方に首を傾げる彼女に助け船を出そうと口を開く。 「天音さん、拝殿と本殿の前に何がある?」 「兎と龍・・・龍!?」 御影は、妖艶な笑みを浮かべ、彼女を見つめる 《我は本殿を護る龍の片割れじゃ。》 「あ、あの・・・」 あまりの近さに、天音さんが戸惑っている。 ・・・面白くない。 「御影、浅葱はどこにいるんだ?」 《・・・さぁな。》 俺の問いに答える気のない御影は面白い玩具を見つけたかのように、さらに彼女に顔を近づける。 「あの、御影さん・・・近いです」 《御影と呼んでくれて構わないよ。天音殿。》 「おい」 《あぁ、まだ居たのか、雨月悠。》 絞め殺してやろうか 「・・・・・・」 おっと、心の声が出てしまう所だった。 《浅葱は"此処"には、居らぬよ》 「浅葱・・・さんも龍なんですか。」 《左様。浅葱は我の片割れ。共に璃翁様をお護りしておる》 "えー、浅葱お兄ちゃん居ないの!?" "こら、琥珀" "だってー!" 《心配せずとも、直に逢える》 唇は弧を描いているが、この女には慈悲の欠片など残っていない。他人がどうなろうと関係ないのだ。 "本当?お姉ちゃん!" 《あぁ》 "わーい!!!" 《翡翠、良い。気にするな。》 "御影様・・・" 翡翠と琥珀には優しいのがこの女の厄介な所だ。だが、こうしてる間にも紫園が泣いているかもしれない。背に腹は代えられないからな。
  • 由季's user icon
    由季
    「悠さん」 名前を呼ばれる 「なんだい?」 言いにくいことなのだろうか。口を閉じたり開いたりを繰り返している。やがて、意を決したように俺を真っ直ぐ見つめてこう言った。 「此処には、彼岸の庭はまだ作られてないんですよね?」 翡翠と琥珀は知っているようだ。 "・・・・・・" "翡翠、此処は違うよ" "・・・あぁ、そうだな。" ひがんのにわ?恐らく「にわ」はあの庭だろう。「ひがん」というとどちらだろうか。 「あ、彼岸花の彼岸です。」 考え込む俺に、彼女が補足してくれた。 「なるほど。此処には、ということは、天音さんが居たところにはあるということだね?」 「・・・はい。」 「君の言う彼岸の庭は此処には作られていないよ。」 「・・・そうですか」 少しほっとした様子の彼女に、何となく事の次第を察してしまった。 彼岸花には毒がある。儀式の日に、紫園は御神酒に混ぜられた彼岸花の毒を飲んで、殺される。村人たちが集まって計画を立てているところに忍び込み、計画が成される隙をみて紫園を連れ出す。そのためには、計画のすべてを知らなくてはならない。何とか毒を飲まされる前に紫園を見つけなくては・・・ 「・・・」 彼岸の庭。きっと、そこは紫園の眠る場所なのだろう。 「・・・此処に、ないということはまだ間に合うと思うんです。問題は、今日が何の日なのか。」 "まだ、時間はあります。天音様。" "まだまだあるよ!" 「儀式の決行は、赤い月が昇る夜だ。まだ月は欠けているから、あと約1週間ほど、時間はある。」 「・・・赤い月、1週間・・・」 「その前に、君を元の時代に帰す。彼女を此処に連れて来たのは君たちだろう。帰り方は分かるかい?」 "分かるには分かるよ!でも・・・" 「どうしたの?」 "それが・・・天音様が目覚められ、拝殿を出た瞬間、天音様をお通しした道が、閉ざされてしまったのです。" 「え?」 「・・・時空が歪んでいるのか、それとも・・・」 あの神、璃翁が閉ざしてしまったのか・・・ 不安そうに瞳を揺らす彼女の手を握る。震えている。 「大丈夫だよ、俺がついてる。」 "私も探すよ!" "天音様を連れて来たのは、私たち。責任を持ってお帰しします。" 「・・・ありがとうございます」
  • 冬華's user icon
    冬華
    !!!
  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    わかった

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    よかった! 次で、御影と、璃翁を登場させる予定! また案があったら、送ってくれたら嬉しい🙏

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    思い出すの良きだと思う! すごく自然に物語に溶け込んでてびっくり!

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    なんとなくはわかった! 一応ちゃんと読みたいから確認した!ありがとう!

  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    魂だけ生きてるイメージで書いてた。それか、現代に来る=時間が止まる あるいは、巻き戻される、っていう設定にするなら、完全に死ぬ前に朦朧とした意識の中で、出た言葉、でもいいかなと、思った。 「おい、いきなり出てきて〜」は時雨の台詞だね。わかりにくかったか・・・おっけ、その辺は紫園の心の中の言葉で説明させるわ

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    「おい、いきなり出てきてのセリフって 時雨?」

  • 冬華's user icon
    冬華
    あ、あれか 記憶を思い出した紫園ちゃんの思いか
  • 冬華's user icon
    冬華
    ひとつ、きになったのは 神酒と言われて飲んで 意識が朦朧として 「大好きだよ」の後に 翌朝娘は亡くなっていた。 って書いちゃったから その後に紫園ちゃんが 思いを口にしてるのは 魂だけ生きてるイメージ的な?
  • 由季's user icon
    由季
    冬華の案を紫園が現代に来たと認識する前に夢を見て思い出した設定で取り入れてみた。 (伝わるかな。) 毎度毎度、長文+連投申し訳ない・・・ 時間あるときに違和感ないかと、アドバイスとか意見もらえると嬉しい・・・
  • 由季's user icon
    由季
    「方法は二つ思いついてる。」 「え?」 「一つは、紫園と、悠さんをこちら側に連れてくること。二つ目は、村の風習を壊す。」 「・・・そんなこと、できるかしら」 "方法がないことはありません" そう言って、空気を変えるように現れたのは 「誰だっ!」 「浅葱?」 "紫園様、ご無事で何よりです" 浅葱が居るということは、御影もどこかに居るのだろうか 「・・・知り合いなのか?」 状況が掴めない時雨の姿に、浅葱は困ったように眉を下げる。それはきっと、形だけなのだろう。 "申し遅れました。私、浅葱と申します。この雨月神社の神使です。" 「・・・もしかして、本殿の龍?」 "ご名答。この姿でお逢いするのは初めてです。なかなか筋が良いようで" 浅葱は不思議だ。 「浅葱、方法があるって本当なの?」 来る者拒まず、去る者追わずの浅葱が何故? "えぇ、紫園様。貴女がお望みならお教えしましょう。ただし、条件がありますが。" 「条件?」 "えぇ。詳しくは璃翁様にお訊きくださいませ" 「璃翁様・・・」 やはり、あの方はどこかで私たちを見ているのだろうか 「おい、いきなり出てきて、どういうつもりだ。」 "気まぐれですよ" 「は?」 "深い意味はありません。ただの気まぐれです。" 「・・・璃翁様は何処にいらっしゃるの?」 "こちらへ" 浅葱は微笑んで、道を促す。 「おい、紫園!」 「時雨、お願い、一緒に来て・・・」 「・・・わかった。」 確信はないが、何となく、この先で、悠や天音さんに逢える気がした。
  • 由季's user icon
    由季
    時雨の後を追って、しばらく歩いていると 「・・・ここだ。」 そこに見えたのは、辺り一面に咲き乱れる彼岸花。見渡す限りの赤、赤、赤。 「俺、彼岸花の赤が苦手なんだ。」 「苦手?」 「苦手というか・・・怖いが正しい。」 「・・・悠もそう言ってた。」 「悠さんが?」 悠から聞いた話を思い出しながら話す。 「彼岸花って、いろんな呼び名があるの。曼珠沙華、死人花、地獄花、狐花、剃刀花、捨子花・・・この大輪の彼岸花の下には私たちは眠っているのね」 「・・・・・・」 膝を曲げて、彼岸花を眺める。 視界が滲んでいく。次いで、ポタリと地面を濡らすのが、涙だと気づくのに時間がかかった。 「・・・悠」 悠、ごめんなさい。 「悠、・・・ここはとても綺麗な場所ね」 悔やんでも遅いのかもしれない。 「・・・ここでなら、きっと安らかに眠れる」 でも、謝らずにはいられなかった。 「・・・私、ずっと貴方に言えなかったことがあるの」 申し訳なさと、愛しさがせめぎあって、滴となって、言葉となって、どんどん零れ落ちていく。 「好きよ・・・初めて逢ったときから、貴方が私の心の支えだった。毎日会いに来てくれてとても嬉しかったの。元気になってからは、いろんな場所に連れて行ってくれた、貴方と居る時間がとても大好きで、大切だったの。本当は、貴方が神様を信じていないことも知ってた。それでも、私を手伝ってくれた。貴方の隣に居られるだけで幸せだった。なのに・・・ごめんなさい、悠、私のせいで・・・ごめんなさい。貴方は気にするなって笑うでしょうけど、どうしても謝りたかったの。助けようとしてくれてありがとう。・・・ずっと愛してるわ・・・」 あぁ、涙が止まらない。 悠・・・ 悠に逢いたい。 「・・・紫園」 時雨が私の隣に立つ。 「・・・我慢しなくていい。泣きたいときは泣いていいんだ・・・」 彼を悠と重ねてみてしまいそうになる。 それくらい似ているのだ。 「・・・っ」 今日は、泣いてばかりだ。 でも、たまには、いいよね。 久しぶりに声をあげて泣いた。 どれくらいそうしていただろう。 私が泣いてる間、時雨は何も言わず、私の隣に立っていた。時折、腰を下ろしては、優しく私の頭を撫でるのだ。その温もりが、優しさが、私を揺さぶる。 「・・・ありがとう。」 「落ち着いたか?」 「・・・えぇ。」 突然、時雨が真剣な眼差しで私に問いかける。 「なぁ、未来を変えることってできると思うか?」 「・・・未来を、変える?」 過去は変えられない。 「紫園が泣かない未来を作る。」 どんなに願っても、それは世の理を覆すこと。私が望んでも、あの方はきっと・・・ 「・・・無理だよ」 あの方はどうして・・・ 「やってみないと分からないだろ。」 ずっと不思議だった。 どうして、私だったの? 「・・・でも」 もし、未来が変えられるのなら、望んでもいいのだろうか・・・ 「やらないで後悔するより、俺は、やって後悔したい。まぁ、後悔しないのが一番だけどな。」 生きたいと、望んでも。 「・・・どうするの?」 私は・・・・・・叶うのなら、悠と生きたい。 叶うのなら。
  • 由季's user icon
    由季
    第3章【再会】 目が覚めると、何もかも忘れていた、なんてことはなく、気がつけば、見覚えがあるようでない場所に立っていた。 「・・・ここは、月夜見神社?」 違う。ここは私が知っている神社ではない。 「とにかく、帰らないと」 そう思って、境内を歩きまわっていると、彼、西園寺 時雨に出会ったのだ。 時代を越えてしまった私を受け入れてくれた時雨。本来は出逢うことすらなかった存在。彼は、悠に似ている。どこがと聞かれたら、何て答えればいいのだろう。強いて言うなら、「魂」だろうか。 あぁ、悠は、今頃何をしているだろう。居なくなった私を探してくれているのかな。 「・・・ねぇ、聞いてもいい?」 「・・・何だ?」 彼は少し考え事をしていたようで、数秒遅れで返事をした。 「・・・村の儀式のことは知っているでしょう。ここが未来なら、私は生きてはいないでしょう。・・・こんなこと、自分で聞くのはとても億劫なのだけど・・・私の、意識のなくなった身体はどこにあるの・・・?」 「・・・彼岸の庭だ」 ひがん、彼岸花の彼岸だろうか・・・ 「・・・ひがんの庭?」 「・・・あぁ、二人眠っている」 「・・・え?」 二人? 嫌な予感がする。 心臓がうるさい。 「一人目は・・・紫園。」 あぁ、この言葉の先が分かってしまった。 聞きたくない。 聞いたら壊れてしまう気がした。 そんな思いとは裏腹に、私は恐る恐る話を促す 「二人目は・・・?」 「・・・二人目は悠さんだ。」 息が止まりそうだ。 「じいちゃんの話によると、儀式が行われる日、悠さんは紫園を連れて村を出ようとしていたらしい・・・・・・向かおうとする途中に、思惑を知った村人が・・・」 ぐらつく視界。 「・・・・・・そう」 私のせいで、悠が・・・ 「・・・彼岸の庭は、紫園のご両親が作ったらしい。眠るときくらいは誰にも邪魔されない場所がいいだろうって、境内の誰も寄り付かない場所に二人を眠らせたそうだ。・・・灯台もと暗しってやつ。」 「・・・どうして"ひがん"なの?」 「そこには、大輪の彼岸花が咲いてるんだ。神聖な雰囲気が漂う程に、綺麗な場所だった。」 時雨はその場所に行ったことがあるのだろうか。 「彼岸花・・・」 「紫園からしたら複雑だよな・・・」 そう言った彼は知っているのだろう。儀式に使われたものを。 「御神酒に混ぜられたのは、彼岸花の毒だったから・・・?」 「彼岸花の毒だって分かってたのか?」 「・・・本で読んだだけ。当時はそういう方法があるんだって他人事のように思ってたけれど・・・ねぇ、連れて行ってくれない?彼岸の庭へ。」 「・・・いいのか?」 「・・・この時代の悠に逢いたいの」 「・・・わかった。・・・行こう。」
  • 由季's user icon
    由季
    雨が降らなくなって 何日たったのか分からない。 作物は雨がなく育たなくなり 街の人はお父さんとお母さんを訪ねてきた。 [西園寺さん… 最近雨が降らないじゃない?… そこでなんだけど…] [神様の力を永遠にするために神に愛されている 紫園ちゃんを神様に捧げたらいいのではないかと思ったんだ。] 『そんなこと… 絶対に私達は許しません!』 『どうして…そんなことを言えるんですか…出ていってください。』 明くる日も、その明くる日も 街の人々は代わる代わる訪れ 頭を下げ続けた。 きっとこれは、 神様が怒っているんだ。 当たり前と思った街の人々に。 呪いなんだ…と私は、思った 何ヶ月経っても 街の人々は頼みに来る。 お母さんとお父さんは 私が居なくなった後の事を 想像しご飯も食べず、 寝てもいなかった。 もう限界だったんだろう… 両親は頷いた。 その噂を街の人々は すぐに広め あっという間に団結し 私を捧げる儀式を始めた。 訪れに来た街の人々は 全く来なくなり 少しずつ両親が元気になった頃 はっと思い出したかのように 絶望をした。 「これでいいんだよ。 お父さん、お母さん」 涙を流して 儀式を取りやめるように 言ってくれた。 [祭りをするから神様のために舞を踊ってくれないか?] 私は、何も知らないフリして 「はい」と答えた。 お神酒と言われ飲まされた お酒にはきっとなにか入ってた。 意思が朦朧とする。 「お父さん、お母さん 大好きだよ…」 『紫園!!!!!!!』 翌朝娘は亡くなっていた。 なんて馬鹿なことをしたのか、街の人を恨んだ。 だが、街の人々は [巫女様は我々のために、神様にその身を捧げてくださったのだ!これで村は安泰だ!] 等と紫園の事を見てもない。 せめて、 人々の手が届かない所で 寝かせてあげたい。 『紫園…すまない』 『紫園…私のせいで…』 ・ ・ ・ ・ 泣かないで、お母さん、お父さん。 あぁ、ごめんなさい。 生まれてしまって、ごめんなさい。 あぁ、意識が朦朧としてきた。 このまま眠りにつけば、何もかも忘れられるかな。 消えてなくなれば、そうすれば、誰も傷つかずに済むのに・・・ そう思って、私はまた、目を閉じた。
  • 由季's user icon
    由季
    ・ ・ ・ ・ 噂が広まり たちまち人々に祝福された。 「神様にお礼がしたい。」と 親に相談をする。 『月夜見神社には巫女がいないんだ。掃除もされていない。お礼なら巫女になってはどうかな?』とお父さんが言う。 『そうねぇ、綺麗にしてくれたら街も明るくなるわ!きっと』とお母さんがいう。 それ以来私は、 宮司や巫女等の 神職の手伝いをしている。 お手伝いをしてから 不作だった作物が 天から恵みの雨が降り 作物に潤いを与え、豊作になった。 『また、来てる。』 街の人は次々に沢山 お供え物を持ってくる。 街の人は言う [神様が住むには 小さい神社だ。 お礼に立派な社を建てよう] [月夜見神社も、素敵な名前だが、 雨を降らせた月の神様だから 雨月神社に名前を改めよう] と 何年経っただろう。 雨月神社になってから。 人々が雨が降るのは 当たり前だと思ったのは。 「今日も供え物が全くない…」 掃除を手伝ってくれていた人達もいつからか、来なくなっていた。 「高いところはいつも 男性達が手伝ってくれていたから…」 高いところを脚立で登りみると 埃が沢山溜まっていた。 供え物もなくなり、 綺麗に掃除も出来なくなった 雨月神社。 その日からパタリと 全く雨が降らなくなった。 ・ ・ ・ ・
  • 由季's user icon
    由季
    幕間【回想】 目を開けると、そこは真っ暗だった。 私は誰? ─私は西園寺 紫園 これは走馬灯? ─これは記憶 ・ ・ ・ ・ 私は生まれつき 身体が弱かった。 学校にも通えず、 屋敷の中で過ごして居た。 「外に、出てみたい。」 「学校にも行ってみたい。」 両親は、近くの月夜見神社に 私の身体が良くなるように 参拝をずっとしに行ってくれた。 『紫園の身体が良くなりますように…』 『紫園が学校に行けますように…』 参拝をしに行ってくれるようになってから 身体も楽になり。歩けるようにもなった 正に【奇跡】だった。 身体が良くなり 外を出歩くと 街の人に驚かれた。 [あらぁ〜!] [紫園ちゃん?!] [外に出歩けるようになったのね〜!] [こりゃ!たまげた!] [紫園ちゃんじゃあねぇか!] [元気になって良かったなぁ〜] 街の人は両親にどうやって 元気になったのか聞きに来た日もあった。 [ねぇねぇ?西園寺さん] [娘さん身体良くなって本当に良かったわね!] 『はいっ。本当に。』 『あの子が元気になって 嬉しい限りです…』 [どうやって身体が良くなったの?!] [やっぱり特別な薬とか お医者さんとか必要よね…] 『実は、月夜見神社にお参りをしただけなんです。』 [あら!そんな奇跡あるの?!』] [紫園ちゃんは 神に愛されてるのよ!!] たちまち街の人達に この噂を広がった。
  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    読解力がなくてごめんよ・・・。 声劇にするにしても、興味もってくれる人がいるかだよな・・・

  • 冬華's user icon
    冬華
    難しい(笑)
  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    そだねぇ…( ▔•ω•▔ )

  • 由季's user icon
    由季
    それか、台本だけ作って、キャストを集めるか・・・
  • 由季's user icon
    由季
    声劇にするのは、小説が完成してからにしようかな・・・完成するのか皆無だけど 笑
  • 由季's user icon
    由季
    > 冬華

    まじか 笑

  • 冬華's user icon
    冬華
    > 由季

    両親のつもりだった!(笑)

  • 由季's user icon
    由季
    最後の『』ってもしや璃翁の台詞だったりするのか!?